■ヨウ素とは
ヨウ素は、海産物等に多く含有されているミネラル分で、海藻をよく食べる日本人には馴染みが深いものです。身近なものでは、ヨードチンキやうがい薬の茶色の液体もヨウ素です。成人の体には約15~20mgあり、そのほとんどが甲状腺にあります。
ヨウ素の効果・効能
ヨウ素は甲状腺で甲状線ホルモンをつくるための材料となっています。
甲状腺ホルモンは、体内のたんぱく質の合成や糖質、脂質の代謝を活性化したり、基礎代謝を高め発育を助けます。
さらに、この代謝をよくするという点から体脂肪分を燃焼させ、ダイエットにも有効であるということが分かっています。
この他にも皮膚や爪、髪の毛を健康に保つ、乳がんの成長を抑制する、精神活動を活発化するなどの効果があります。
日本では、通常の食生活をしていれば、ヨウ素が不足する心配はありませんが、慢性的に不足すると、疲れやすくなったり、貧血や低血圧、乳がんを誘発しやすくなります。また、成長期の子供の場合では、発育が止まるなどの影響が出てきます。
ヨウ素を多く含む食材
昆布、ワカメ、ヒジキ、ノリなどの海藻類、いわし、かつお、ぶり、なまこ、寒天等に多く含まれています。
ヨウ素の1日に必要な量
成人男子:150μg 成人女子:150μg
※許容上限摂取量:3000μg
ヨウ素を過剰摂取すると、甲状線モルモンが多く作られ甲状腺肥大や甲状腺腫が起こります。日本は海に囲まれているため海産物を多く摂取ので、ヨウ素は過剰摂取ぎみになるといわれていますので摂り過ぎないようにすることが大切です。
例えば、昆布一切れで1日に必要な量の何倍も摂取することになります。
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